広島県のM&A

広島県の経済近況

総人口は1995年をピークに、2017年には283万人となり、今後も人口減少が続くとみられています。自動車をはじめとした輸送機械器具製造業が中核産業となっています。第三次産業では生活関連サービス業・娯楽業、複合サービス事業が盛んです。

広島県のM&A件数 – 2020年

2020年の広島県のM&A件数はトータル52件でした。買手、売手とも広島県内のM&A案件は10件、買手が地域内、売手が地域外のM&A案件が21件(うち1件は海外)、買手が地域外、売手が地域内のM&A案件が21件でした。

広島県のM&A件数

M&Aトピックス

広島県の企業が買い手となった特徴的なM&A案件を、年度別にピックアップしてご紹介します。

2018年

メガネの田中ホールディングス/日本レンズ工業

眼鏡製造販売のメガネの田中ホールディングス(広島市)は、眼鏡・光学レンズ製造販売の日本レンズ工業(大阪府岸和田市)を10月31日付で買収した。既存株主から全株式を取得した。メガネの田中HDのデイミアン・ホール社長が社長を兼務する。従業員約60人の雇用は継続する。日本レンズ工業は売上高7億円。プラスチック製やガラス製、カラーレンズなど眼鏡レンズ全般を製造する。メガネの田中HDグループと長年取引があった。メガネの田中HDは商品の企画から製造、小売りまでを一貫して手掛ける体制を構築する。競争力を高める。

福山通運/キタザワ

福山通運は、貨物運送業のキタザワ(東京)を2018年夏頃に買収する。既存株主から51%の株式を取得する。同社は売上高11億8800万円、従業員約200人。1998年にキタザワ引越センター(同)を設立し、引越し事業に進出。首都圏を中心に拡大を続けている。福山通運は引越し事業の拡大を検討してきた。キタザワからノウハウや情報の提供を受けることで事業売上高の拡大を目指す。営業車両関連や引越し資材などの共同購入でコスト低減を図る。キタザワは福山通運の全国ネットワークを活用することで、営業エリアを広げ、事業規模の拡大を目指す。

復建調査設計/サンキ

土木事業に関する建設コンサルタント、施工管理などの復建調査設計(広島市)は、サンキホールディングス(名古屋市)の傘下で測量、土木設計のサンキ(同)を9月14日付で買収した。全株式を取得した。鈴木勝彦社長は退任し、同社の安藤健一郎氏が社長に就いた。サンキは売上高5億9600万円、従業員57人の模様。復建調査設計による地域の有望な企業での円滑な事業承継支援や担い手確保の一環。

2017年

ローツェ/アイエス・テクノロジー・ジャパン

ローツェは、バイオ技術・半導体・液晶関連機器開発、販売のアイエス・テクノロジー・ジャパン(ISTJ、茨城県つくば市)を3月1日付で買収する。山崎幸登社長ら個人10人、法人1社から72.7%の株式を取得し、出資比率27.3%から完全子会社化する。ISTJは売上高5億3500万円。ローツェは2005年にISTJに資本参加し、細胞培養に特化したスケジューリング・ソフトウェアパッケージなどを共同開発してきた。同社をライフサイエンス事業の中核として位置付ける。同事業の強化を図る。★データ追加 2017/02/23 新会社名に「ローツェライフサイエンス」を追加。

中電工、日本政策投資銀行/RYBエンジニアリング

中電工は、日本政策投資銀行(DBJ、東京)と共同で、シンガポールの電気工事会社のRYBエンジニアリングを10月16日付で買収した。中電工が同国に全額出資で設立したSPCのCHUDENKO ASIA PTE. LTD.(同)の無議決権株式をDBJが引き受けたうえで、SPCを通じて代表者のAndy Tan氏から70%の株式を取得した。RYBは売上高約40億円(5000万シンガポールドル)。技術的要求水準が高いデータセンター工事を中心に実績を上げている。中電工は2011年にマレーシア法人を設立し、海外事業に取り組んでいる。RYBの人材や顧客を獲得し、東南アジアでの事業拡大につなげる。DBJは「特定投資業務」を活用したリスクマネーの供給を行う。

ダイクレ/広島メタル&マシナリー

グレーチング(鋼製格子版)大手のダイクレ(広島県呉市)は、地域経済活性化支援機構(REVIC、東京)の支援先で特殊鋼ブルームの製造、販売などの広島メタル&マシナリー(旧寿工業、同)を9月22日付で買収した。ダイクレが過半数を出資し、広島メタル&マシナリーの現経営陣、広島銀行、もみじ銀行(広島市)と設立したエイチエムアンドエム(HMM、同)を通じて、REVICなどから全株式を取得した。今後、広島メタル&マシナリーがHMMを吸収合併する。広島メタル&マシナリーは売上高128億円。REVICは2013年に支援決定した。再生に一定のめどが立ったと判断した。

2016年

New Quest Holdings Inc./クエスト・エアクラフト

常石グループで地域活性化事業などのせとうちホールディングス(広島県尾道市)は、米国に全額出資で設立したNew Quest Holdings Inc.を通じて、小型航空機メーカーの米クエスト・エアクラフト(アイダホ州)を2015年2月に買収していた。全株式を取得した。同社は2001年設立。10人乗りの陸上単発機「KODIAK100」を製造販売している。せとうちHDは投資や新規事業開発などを目的に2012年に設立された。常石グループは小型航空機事業に参入する。せとうちHDは子会社のせとうちトレーディングを通じて小型航空機の販売なども推進する。

青山商事/WTW

青山商事は、セブン&アイ・ホールディングスの持ち分法適用会社で雑貨、インテリアショップ「フランフラン」を展開するバルス(東京)が2月に全額出資で設立し、ライフスタイルショップ「URBAN.SURF.NATURAL」事業を会社分割により移管したWTW(同)を4月1日付で買収した。全株式を取得した。対象事業はバルスが2011年に立ち上げたブランドで、5店舗を展開する。青山商事はWTWのブランド力、商品開発力を中心とした雑貨・インテリア小売分野の経営資源・ノウハウなどを取り込む。バルスは「フランフラン」事業への経営資源の集中を図る。

中電工/早水電機工業

中電工は、電気工事業の早水電機工業(神戸市)を9月16日付で買収する。早水勝徳代表取締役らから全株式を取得する。同社は売上高44億5700万円、従業員24人。京阪地区を中心に電気工事業やエンジニアリング事業に携わってきた。近年は太陽工事業やLED関連事業も展開する。後継者がいなかった。中電工は人材、協力会社の確保や優良顧客を獲得する。京阪神地区での設備工事の拡大やサービスの拡充などを図る。

※出所:レコフM&Aデータベース

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