滋賀県のM&A

滋賀県の経済近況

総人口は2015年をピークに、2017年には約141万人となり、今後も人口減少が続くとみられています。多くの製造業で域外収支がプラス、付加価値・就業者比率が全国比でかなり大きく、また、ほとんどの業種で労働生産性が全国平均以上と、製造業の重要度が非常に高くなっています。特に、繊維、化学、プラスチック製品、ゴム製品、窯業・土石製品、生産用機械器具で全国平均を大幅に上回っています。

滋賀県のM&A件数 – 2020年

2020年の滋賀県のM&A件数はトータル11件でした。買手、売手とも滋賀県内のM&A案件は3件、買手が地域内、売手が地域外のM&A案件が2件(うち1件は海外)、買手が地域外、売手が地域内のM&A案件が6件でした。

滋賀県のM&A件数

M&Aトピックス

滋賀県の企業が買い手となった特徴的なM&A案件を、年度別にピックアップしてご紹介します。

2018年

東レ・カーボンマジック/ムーンクラフト

東レの全額出資子会社で炭素繊維複合材料(コンポジット)成形部品製造・販売の東レ・カーボンマジック(TCM、滋賀県米原市)は、レーシングカー設計・製作のムーンクラフト(静岡県御殿場市)を買収する。由良拓也社長から全株式を取得する。同社は1975年設立。数々のレーシングカーやロードカーを開発する。TCMは2013年の東レグループ入り以降、レーシングカー開発で培ったコンポジット技術を応用し、高性能・高機能コンポジットの製品化を実現してきた。コンポジット技術深化の源泉であるレーシングカー研究・開発の体制や環境の基盤を整え、新しい時代のレーシングカーコンストラクターを目指す。

オプテックスグループ/スリーエース

オプテックスグループは、ソフトウェア開発のスリーエース(京都市)を5月31日付で買収した。個人から全株式を取得した。同社は1981年設立、売上高5億400万円、従業員59人。各種システム、アプリケーション・デジタルコンテンツ開発などを得意とする。オプテックスグループはIoT戦略を推進するに当たり、IT技術の確保を図る。開発の内製化とノウハウの蓄積によりグループ内でのトータルソリューションの充実、グループ企業間のシナジー効果につなげる。

大原薬品工業、エッセンシャルファーマ、ANRI/Jiksak Bioengineering

医薬品製造販売の大原薬品工業(滋賀県甲賀市)、医薬品販売のエッセンシャルファーマ(東京)、ベンチャーキャピタルのANRI(同)などは、東京大学発ベンチャーで創薬開発のJiksak Bioengineering(同)に資本参加した。総額1億7000万円の第三者割当増資を引き受けた。同社は2017年2月創業。三次元構造を有する細胞組織「Nerve Organoid」を用いた効率的なスクリーニングサービスを提供する。主に神経変性疾患に特化した技術を開発し、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの治療を目指している。調達資金でNerve Organoid chipの製品化や再生医療事業を進める。

2017年

清水惣/グリーンファブリック

服飾資材販売の清水惣(滋賀県東近江市)は、服飾生地卸のグリーンファブリック(大阪市)を2月に買収した。全株式を取得した。一部報道では創業した前社長から株式を取得した。清水惣は手薄だった商品を取り入れることで事業を補完する。グリーンファブリックは後継者問題に悩んでいた模様。

アークレイ/アークレイファクトリー

医療用検査システム課発・販売のアークレイ(京都市)は、全額出資子会社で臨床検査機器・対外診断用医薬品など製造のアークレイファクトリー(滋賀県甲賀市)を通じて、北陸電気工業のフィリピン孫会社でモジュール製品製造のHDK Philippines Inc.(HDP)を6月30日付で買収した。同じく全額出資子会社のHDKマイクロデバイス(富山市)から全株式を取得した。HDPは従業員151人。高精度センサ部品やモジュール部品を手掛ける高い技術力と生産能力を有する。アークレイはグローバルでの生産基盤の強化と生産拡大を加速させる。HDPの工場の整備を進め、世界各国で販売する臨床検査機器の生産を行う計画。

山崎砂利商店/アミタホールディングス

リサイクル事業の山崎砂利商店(大津市)は、アミタホールディングスに資本参加していた。4月10日までに市場内取引により5.22%の株式を取得した。金額総額は約6700万円。4月17日付で提出された大量保有報告書により明らかになった。保有目的を「成長戦略支援のための投資」としている。

2016年

日本電気硝子/NSマテリアルズ

日本電気硝子は、産総研技術移転ベンチャーで有機、無機など各材料、各ナノ粒子材料研究、開発、製造、販売のNSマテリアルズ(福岡県筑紫野市)に4月26日付で資本参加した。第三者割当増資を引き受けたほか、既存株主から株式を買い取った。7億3530万円で15.9%の株式を取得した。同社は従業員30人。NSマテリアルズが開発・製造を進める量子ドットと日本電気硝子の特殊ガラス材料技術とを組み合わせ、優れた色再現性とともに高い耐熱性・耐環境性を備える高輝度光変換ガラス部材や硝子部材に適した量子ドット蛍光体の開発を協力して進める。NSマテリアルズは調達資金で量子ドットの量産体制の拡充などを行う。

オプテックス/ガーダソフトビジョン

オプテックスは、ファクトリーオートメーションのマシンビジョン(画像処理)用LED照明コントローラー、車番認識用特殊カメラ「ANPR」用補助照明開発、製造、販売の英ガーダソフトビジョンを5月12日付で買収した。個人株主から全株式を取得した。同社は売上高約4億7400万円(約300万ポンド)、従業員24人。オプテックスは工場での生産ラインに使用される品質管理と自動化におけるマシンビジョン照明事業に注力している。トータル的なシステム提供と確実な画像センシングを実現する。事業拡大を図る。車番認識カメラ用照明分野でもガーダソフトビジョンの技術と販路を融合し、英国を皮切りに業容拡大を図る。

三東工業社/古澤建設

三東工業社は、建設業の古澤建設(滋賀県東近江市)を9月30日付で買収する。古澤一昭代表取締役ら2人から5250万円で80%の株式を取得する。同社は売上高約1億8900万円。舗装工事会社として建設業に取り組んできた。三東工業社は増加が見込まれる老朽化した社会インフラ整備工事の舗装工事や修繕工事などでシナジー効果が期待できると判断した。

※出所:レコフM&Aデータベース

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