平日9:00〜18:00
月刊事業承継M&Aレポート
6月の件数は425件で、前年同月比89件、26.5%の増加となった。マーケット別ではIN-INが336件で前年同月比36.6%増、IN-OUTは62件で同1.6%増、一方、OUT-IN は27件で同6.9%減であった。同月の事業承継M&A(注1参照)は60件、前年同月(72件)比16.7%の減少となった。この中で、未上場企業がオーナー系の上場企業を買収したM&Aがあった。
石油製品販売の宇佐美鉱油(未上場、愛知県津島市)は、タイヤの専売店「タイヤ&ホイール館フジ」を展開するフジ・コーポレーション(東証プライム上場)を買収すると発表。会長、副会長は保有株式計48.57%を譲渡する。フジ・コーポレーションは宇佐美鉱油の完全子会社になるとともに東証プライム上場廃止となる。宇佐美鉱油は北海道から九州までを結ぶサービスステーションネットワークを構築してきた。497カ所の直営店舗を擁する。
フジ・コーポレーションは輸入自動車をはじめ、多岐にわたる自動車に対応可能なタイヤ・ホイール商材を扱っている。両社は経営資源の最適配分と相互協力を通じ、自動車関連サービスのワンストップでの提供を目指す。
(注1)M&A件数は、株式会社レコフデータがニュース・リリース等公表資料などから集計しているデータによる
IN-IN:日本企業同士のM&A
IN-OUT:日本企業が当事者1(買い手)、外国企業が当事者2(売り手)となるM&A
OUT-IN:外国企業が当事者1(買い手)、日本企業が当事者2(売り手)となるM&A
ここでは公開情報から収集した「売り手の経営者や個人株主が株式の大半あるいは一定規模を売却した案件(オーナー系企業売却案件)」を事業承継M&Aと定義。
ただ、事業承継M&Aは捕捉不可能な未上場企業同士の非公開案件が多く、実際の件数はこの数倍と言われている。
公表ベースでデータを収集しており、未完了案件を含む。
M&Aのことなら、
お気軽にご相談ください。
お電話で
お問い合わせ
営業時間 / 平日9:00〜18:00