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2026年3月の事業承継M&Aマーケット概況 ~歯科クリニックを巡るM&A〜

月刊事業承継M&Aレポート

2026.04.21

 3月の件数は505件で前年同月比15.8%増加した。マーケット別ではIN-INが397件で前年同月比14.4%増、IN-OUTは64件、同18.5%増、、また、OUT-INは44件で同25.7%増とすべてのマーケットでプラスとなった。同月の事業承継M&A(注1参照)は85件、前年同月(100件)比15.0%の減少となった。

 歯科クリニックを巡るM&Aが1件公表された。

 MUSCAT GROUP(東証グロース上場)の孫会社でクリニック支援事業の一般社団法人透花会(東京都)は、歯科クリニック運営の医療法人春樹会(大阪府)を買収する。理事長等2人から全持ち分を取得する。春樹会の理事長は退任し、透花会の理事長が理事長に就く。春樹会は1997年設立、従業員1人。歯科クリニックを複数運営している。

 MUSCAT GROUPはオーラル美容市場で「MiiS」ブランドを起点にクリニック支援事業を展開してきた。透花会の支援による運営クリニックの収益拡大、「MiiS」ブランドとのクロスセルを通じたブランドプロデュース領域の事業展開を拡大する。

 2024年10月時点の歯科診療所の数は約66,000であり、飽和状態と言われる薬局の約63,000、やコンビニの約55,000を上回っている。


 勿論、業種・業態それぞれに固有の特徴があることや、歯科診療所の場合、地域偏在も指摘されており、一概に飽和状態と言えるものではないが、最近では消費者自らによるオーラルケアに対する意識が向上していることや、将来的には人口減少が進展する可能性の高いことに鑑みれば、経営基盤の強化に向けて歯科診療所同士のM&Aが活発に行われていく可能性もあるものと思われる。

 

(注1)M&A件数は、株式会社レコフデータがニュース・リリース等公表資料などから集計しているデータによる
       IN-IN:日本企業同士のM&A
       IN-OUT:日本企業が当事者1(買い手)、外国企業が当事者2(売り手)となるM&A
       OUT-IN:外国企業が当事者1(買い手)、日本企業が当事者2(売り手)となるM&A

ここでは公開情報から収集した「売り手の経営者や個人株主が株式の大半あるいは一定規模を売却した案件(オーナー系企業売却案件)」を事業承継M&Aと定義。
ただ、事業承継M&Aは捕捉不可能な未上場企業同士の非公開案件が多く、実際の件数はこの数倍と言われている。
公表ベースでデータを収集しており、未完了案件を含む。

 

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