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動物病院のM&A動向

業界別M&A

2026.01.27更新日:2026.01.27

動物病院はペットに関する意識の移り変わりや、医療技術の進歩による影響が大きい業界であり、市場動向は近年大きな変化が見られています。

動物病院の課題を解決する方法として、動物病院のM&Aを検討する方も多いでしょう。動物病院のM&Aを成功させるには、市場動向とM&A動向を詳しく知ることが大切です。

当記事では、動物病院の市場動向とM&A動向を説明した上で、M&Aの立場別でのメリット・デメリットや主なM&A事例を解説します。

目次
 
 

動物病院とは?

動物病院とは、家庭で飼育されている動物(ペット)を対象として、ペットがかかる疾病の治療と健康管理を提供する診療施設のことです。

診療対象のペットは犬・猫をはじめとして、ハムスターやウサギ、鳥類・爬虫類・両生類なども含まれます。各種ペットの診察を行って病気や怪我の早期発見をして、専門知識にもとづく治療を提供することが動物病院の業務です。

動物病院で働く職種は、大きく分けて「獣医師」「看護師」「トリマー」の3つがあります。獣医師はペットの診療を担当し、看護師は獣医師の指示の下で診療や健康管理をサポートします。トリマーは病気予防やサービスの一環としてトリミングを行う職種です。

動物病院は獣医師・看護師・トリマーが協力してペットの健康をサポートし、飼い主の生活の質を向上させる役割を果たします。

動物病院の市場動向|現状から見える今後の課題

動物病院はペットの健康を保つ重要な役割がある一方で、業界にはいくつかの課題も存在します。動物病院の経営に携わる方は、業界の市場動向と課題を把握しましょう。

ここからは、動物病院の市場動向として9つのポイントを挙げながら、それぞれの現状と今後の課題を解説します。

動物病院の増加による競争の激化

農林水産省が行った調査によると、全国の飼育動物診療施設(動物病院)の開設届出数は直近5年間で以下のように増加しています。

開設届出数
2020年 16,234件
2021年 16,478件
2022年 16,701件
2023年 16,825件
2024年 16,993件

(出典:農林水産省「飼育動物診療施設の開設届出状況(診療施設数)」/
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/animal/

動物病院は基本的に地域密着でペット医療を提供するため、地域内における競争が激化している状況です。特徴的な魅力や価値を提供できなければ、顧客獲得が難しくなるでしょう。

犬の飼育頭数と外来数の減少

動物病院が増加する一方で、犬の飼育頭数は以下のように減少傾向にあります。

飼育頭数
2020年 734.1万頭
2021年 710.6万頭
2022年 705.3万頭
2023年 684.4万頭
2024年 679.6万頭

(出典:一般社団法人ペットフード協会「Ⅲ.主要指標 サマリー」/
https://petfood.or.jp/pdf/data/2024/3.pdf

犬は飼育動物の中でも人気が高いペットであり、毎年の狂犬病ワクチンの予防接種が義務付けられているため動物病院にとって大きな収益源です。

しかし、犬の飼育頭数の減少に伴い、動物病院の外来数も減少しています。外来数の減少は動物病院の売上減少につながり、今後の病院経営にも困難が考えられる状況です。

ペットの高齢化問題の表面化

ペット医療技術の進歩によりペットの寿命は伸びており、ペットの高齢化問題が表面化しています。加齢に伴う慢性疾患や老化症状に対応できるペット医療が、動物病院に求められるようになりました。

しかし、高齢化したペットに対する治療方針は獣医師によって違いがあります。ペットの高齢化に対応できる医療を導入するかどうかが、経営課題となるケースもあるでしょう。

ペットの多様化の進行

近年は鳥類・爬虫類・両生類・魚類など、多種多様なペットを飼育する人が増えています。ペットの多様化が進行したことで、動物病院には各種ペットに対応できる医療知識や技術が求められるようになりました。

ペットの種類によっては診療に特殊な設備や薬品が必要なケースもあり、動物病院にとって負担となる可能性があります。動物病院は各種ペットに関する幅広い知識・経験を積むとともに、設備などにかかるコストへの対策を考えなければなりません。

ペットに対する支出の増加

現代の日本ではペットの家族化が進んでいて、従来よりもペットにお金をかける飼い主が増えました。動物病院の利用頻度や1回あたりの支出額も増加していて、サービスの質や充実度が経営を左右するポイントとなっています。

一方で、経済的な理由によってペット飼育を諦める人も増加しています。ペット飼育を諦める人が増えると動物病院の需要が低下し、売上減少につながる可能性もあるでしょう。

ペット医療の技術の急速な進化

近年はペット医療の技術が急速に進化していて、ペットへのCT検査・MRI検査や予防医療、再生医療も行われるようになっています。治療可能な動物の病気も多くなっており、動物病院にはより多くのニーズが生まれている状況です。

しかし、動物病院が高度な医療を提供するには、設備導入や治療技術の習得が必要です。規模が小さい動物病院では高度な医療への対応が難しく、規模が大きい動物病院に顧客を奪われる懸念があります。

獣医師の高齢化問題と後継者問題の深刻化

動物病院の直接的な経営課題が、獣医師の高齢化問題と後継者問題です。

農林水産省によると、全国における獣医師の平均年齢は2024年末時点で50.2歳でした。平均年齢は上昇傾向にあり、獣医師は高齢化が進んでいると言えます。

(出典:農林水産省「獣医師の届出状況(獣医師数)」/
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/zyui/attach/pdf/index-5.pdf

獣医師は定年がなく、高齢になって働き続けるケースは少なくありません。

しかし、院長の獣医師が突然入院したり急死したりすると、動物病院の経営継続が困難になり廃業に至る可能性があります。

獣医師の経営者による個人経営の医院が多く、後継者を育てる意識も決して高いとはいえないことが、後継者問題の一因にもなっています。

若手獣医師の開業困難

獣医師の高齢化が進む一方で、若手獣医師の開業は困難になっています。

大学を卒業した獣医師は、勤務獣医師としてペット医療の経験を積むことが一般的であり、開業は30代前半でのタイミングが多いとされています。

しかし、地域の動物病院の施設数は飽和状態になりつつあり、動物病院の来院数も減少しています。若手獣医師が開業しても、黒字経営を維持することは簡単ではありません。

開業を目指す若手獣医師は、既存の動物病院との差別化をどのように図り、地域の顧客を獲得するかを考える必要があります。

小規模動物病院の廃業危機

動物病院は個人経営の小規模な施設が多いため、経営が不安定化しやすいリスクがあります。

特に近年はペット医療ニーズの多様化や、高度な医療技術への対応など、動物病院に求められるサービスは幅広くなっている状況です。顧客のニーズを満たせなくなった結果、売上が低迷して廃業に至る可能性があります。

動物病院はペットを飼育する地域住民のニーズを満たすサービスであるため、廃業すると地域にとって大きな損失となります。極力廃業をせず、地域のペット医療ニーズを満たせるように経営を維持する努力が必要となるでしょう。

動物病院のM&A動向

M&Aは、動物病院の多様な課題を解決に導く手段の1つです。「動物病院の経営に課題を感じている」「事業拡大や開業をどのように行うべきか悩んでいる」という方は動物病院のM&Aを検討すると良いでしょう。

次に、動物病院のM&Aにおける主な動向を4つ紹介します。

優秀な獣医師の確保や事業エリアの拡大を目的としたM&A

動物病院は地域密着型のサービスが多く、売上を伸ばすには他院との差別化が重要です。そのため、高度化したペット医療に対応できる優秀な獣医師の確保や、事業エリアの拡大を目的としたM&Aが多く行われています。

個人経営の動物病院は事業規模が小さく、事業エリアを拡大することが困難です。M&Aによって他院の事業エリアを吸収し、売上上昇を目指すことができます。

経営上の問題解決を目的としたM&A

動物病院の経営者は「後継者不足」や「経営悪化による廃業危機」といった経営上の問題に悩むことが少なくありません。

動物病院の廃業は従業員だけでなく、動物病院を利用する飼い主やペットにも影響を及ぼします。地域のペット医療を維持する手段として、経営上の問題解決を目指すM&Aを検討するケースもよく見られます。

M&Aで事業売却をすれば動物病院の経営を維持できるため、地域のペット医療ニーズを満たすことが可能です。

既存施設・設備の確保を目的としたM&A

若手の獣医師が独立開業する場合、動物病院の施設や設備を一から用意するには多額の資金が必要となります。独立開業にかかる資金を少なく抑えるために、既存施設・設備の確保を目的としてM&Aが行われるケースもあるでしょう。

独立開業を目指す獣医師によるM&Aは、動物病院を売却したい高齢の経営者にとってメリットが多い案件です。施設・設備の売却にかかるコストが最小限で済み、自院の利用者を引き継いでもらうことも期待できます。

サービスの充実を目的とした異業種・隣接業種によるM&A

動物病院のM&Aでは、サービスの充実を目的とした異業種・隣接業種によるM&Aも見られている状況です。例えばペット保険を提供する会社や、ペットケア事業を手がける大手食品による動物病院の買収が行われています。

異業種・隣接業種によるM&Aが増えた理由は、ペットに関わるニーズが動物病院以外にも広がり始めたためです。異業種・隣接業種の各社はペット飼育のニーズを大きく捉えるために、動物病院のM&Aに乗り出しています。

【譲渡(売り手)側】動物病院のM&Aによるメリット・デメリット

動物病院のM&Aでは、動物病院を売却する譲渡(売り手)側と、動物病院を取得する譲受(買い手)側のどちらになるかでメリット・デメリットが異なります。

以下では譲渡側の視点に立ち、動物病院のM&Aでどのようなメリットとデメリットがあるかを説明します。

メリット

動物病院のM&Aにおいて、譲渡側には以下のメリットがあります。

  • 動物病院を廃院せずに済み、経営を継続できる
  • 後継者不足の問題を解決できる
  • 従業員の雇用を維持できる
  • 売却益(譲渡益)を獲得できる
  • 経営者が個人保証から解放される

譲渡側は動物病院を売却した対価として、譲受側から売却益(譲渡益)を獲得できます。

個人経営の動物病院では、M&Aの売却益は経営者が自由に使える資金です。リタイア後の生活資金や、新しい事業を興すための準備資金といった使い道があるでしょう。

さらに、動物病院の経営で生じた負債や債務を譲受側に引き継いでもらえれば、個人保証からも解放されます。

個人保証は経営者が連帯保証人になる仕組みであり、動物病院が経営難になると経営者に債務が発生します。M&Aには個人保証から解放されるメリットもあるため、債務に苦しむことなくM&A後の人生を楽しめるでしょう。

デメリット

動物病院のM&Aを検討する際、譲渡側は以下のようなデメリットがあることにも注意してください。

  • 希望条件で売却できないケースがある
  • 従業員の離職や利用者離れを招くおそれがある
  • M&A後には長い引継ぎ期間が必要になる

特に「従業員の離職や利用者離れを招くおそれがある」デメリットについては、対策をしっかりと検討しましょう。譲受側にとって動物病院の従業員や利用者は大切な資産であり、従業員の離職や利用者離れは動物病院の企業価値減少につながるためです。

【譲受(買い手)側】動物病院のM&Aによるメリット・デメリット

動物病院のM&Aにおいて譲受側は、譲渡側から動物病院を取得できます。動物病院の経営を引き継ぐことで、自院にどのようなメリットがあるか、またデメリットは何かを知っておきましょう。

動物病院のM&Aによる譲受側のメリットとデメリットを説明します。

メリット

動物病院を買収する譲受側は、以下のメリットを得ることができます。

  • 優秀な獣医師や施設・設備を獲得できる
  • 利用者獲得や事業エリア拡大を目指せる
  • スケールメリットによって医療機器や薬剤を安く仕入れられる
  • 既存事業とのシナジー効果を期待できる

優秀な獣医師の獲得や利用者の獲得は、事業成長を遂げるために欠かせないポイントです。事業規模が大きくなれば、医療機器や薬剤を安く一括仕入れできるというスケールメリットが享受できます。

異業種・隣接業種のM&Aでは、既存事業とのシナジー効果にも注目しましょう。既存事業がペット関連事業であれば、動物病院事業を取得することで総合的なペットケアサービスを提供できます。

デメリット

譲受側は以下のデメリットに注意して、動物病院のM&Aを進めましょう。

  • 開業場所の変更が難しい
  • 従業員や利用者が離れるリスクがある
  • 負債や債務を引き継ぐことがある

動物病院は地域密着型の施設が多く、M&A後にすぐ開業場所を変更することは簡単ではありません。無理に移転をすると利用者離れにつながるため、M&A先探しでは立地のよさを念頭に置きましょう。

また、譲渡側の売却条件に負債・債務の引き継ぎが含まれていることもあります。負債や債務を引き継ぎたくない場合は、譲渡側としっかり交渉を行うか、そもそも負債や債務の引き継ぎがないM&A先を探すことがおすすめです。

動物病院のM&Aの相場

動物病院のM&Aでは規模・売上など複雑な要因で売却金額が変わるため、一概にM&Aの相場を定めることは困難です。

一般的に、下記の要因が動物病院の売却金額に影響を与えます。

  • 利用者がアクセスしやすい立地か
  • 獣医師などのスタッフの質は高いか
  • 医療設備が充実しているか
  • 年間収益が十分にあるか

なお、動物病院のM&Aにおける取引価格は、他業種のM&Aよりも割安になるケースが多いとされています。

割安になる理由は、譲渡側が地域のペット医療ニーズに空白を作らないよう、自院の存続を優先してM&Aを進めることが多いためです。売却価格を安く抑えてM&A先探しや交渉を行い、なるべく早く動物病院の承継を完了させるケースが見られます。

動物病院における主なM&A事例3選

動物病院のM&Aを成功させるためには、M&A事例を参考にすることも有効です。M&A事例の中で譲渡側・譲受側がどのような目的でM&Aを行ったか、選択したスキームは何かを分析して、自社が進めるM&Aの参考にするとよいでしょう。

ここからは、動物病院における3つのM&A事例を解説します。

WOLVES HAND×ペットメディカルセンター・エイル&モデナ動物病院

WOLVES HANDは2025年1月、ペットメディカルセンター・エイル&モデナ動物病院を吸収合併しました。

譲渡(売り手)側 ペットメディカルセンター・エイル&モデナ動物病院
譲受(買い手)側 WOLVES HAND
M&Aの目的
  • 経営資源の最大限の活用
  • 経営の効率化と意思決定の迅速化
M&Aのスキーム 吸収合併

ペットメディカルセンター・エイル&モデナ動物病院は、WOLVES HANDの完全子会社です。

本合併でペットメディカルセンター・エイル&モデナ動物病院は消滅会社となり、WOLVES HANDは経営の効率化などの目的を達成しています。

A'alda Japan×松原動物病院

A'alda Japanは2024年1月、松原動物病院の全株式を取得して動物病院事業を承継しました。

譲渡(売り手)側 松原動物病院
譲受(買い手)側 A'alda Japan
M&Aの目的
  • 松原動物病院の持続的な成長
  • 両社の強みを掛け合わせることによる、より良い医療サービスの提供
M&Aのスキーム 株式譲渡

譲受側のA'alda Japanは、国内で計40病院を運営する大手動物病院グループです。一方、譲渡側の松原動物病院は大阪府を中心に、ペット向けの高度医療サービスを提供しています。

両社の持続的な成長と企業価値向上につながる内容として、本M&Aは実行されました。

イオンペット×東京イースト獣医協会動物医療センター

イオンペットは2022年6月、東京イースト獣医協会動物医療センターの全株式を取得して完全子会社化しました。

譲渡(売り手)側 東京イースト獣医協会動物医療センター
譲受(買い手)側 イオンペット
M&Aの目的
  • 地域全体での動物医療水準の向上
M&Aのスキーム 株式譲渡

イオンペットは動物病院やグルーミングサロンなどを全国的に展開する企業です。

一方、東京イースト獣医協会動物医療センターはペットの夜間救急診療を行う施設として、東京都・千葉県エリアで300以上の動物病院とのネットワークを持っています。

本M&Aにより、両社は地域全体での動物医療水準を向上し、ペットオーナーに貢献することを目指しています。

まとめ

動物病院には施設数増加による競争激化やペットにかかわる環境の変遷、経営側の各種問題など、多くの課題が存在します。動物病院の課題解決を目指すM&Aは増えており、異業種や隣接業種によるM&Aも見られている状況です。

株式会社レコフでは動物病院のM&Aについても手厚いサポートを提供しております。業界トップクラスの成約数と約2万社の顧客基盤を保持していることが当社の強みです。動物病院のM&Aを考えている方は、ぜひ株式会社レコフにご相談ください。

監修者プロフィール

株式会社レコフ リサーチ部 部長

澤田 英之(さわだ ひでゆき)

金融機関系研究所等で調査業務に従事後、政府系金融機関の融資担当を経て2005年レコフ入社。各業界におけるM&A動向の調査やこれに基づくレポート執筆などを担当。平成19年度農林水産省補助事業、食品企業財務動向調査委員、平成19年度内閣府経済社会総合研究所M&A究会 小研究会委員。著書・論文は「食品企業 飛躍の鍵 -グローバル化への挑戦-」(共著、株式会社ぎょうせい、2012年)、「データから見るIN-OUTの動向 -M&Aを通じた企業のグローバル化対応-」(証券アナリストジャーナル 2013年4月号、公益社団法人 日本証券アナリスト協会)など。

 
 
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