sizuoka M&A

静岡県のM&A

静岡県のM&A・経済近況

総人口は2005年をピークに、2017年には約367万人となり、今後も人口減少が続くとみられています。多くの製造業で域外収支がプラス、付加価値・就業者比率が全国比でかなり大きく、製造業の重要度が高くなっています。特に、就業者比率の大きい飲食料品、電気機械器具、輸送用機械器具製造業は地域の中核産業です。

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静岡県に関する直近のM&A事例

静岡県のM&A件数 – 2022年

2022年の静岡県のM&A件数は76件と過去最高でした。
内訳(買手-売手)は、地域内-地域内 11件、地域内-地域外 33件、地域外-地域内 32件 でした。

M&Aトピックス

静岡県の企業が買い手となった特徴的なM&A案件を、年度別にピックアップしてご紹介します。

2018年

 

ハマキョウレックス/JPロジサービス

ハマキョウレックスは、日本郵政の孫会社で物流センター事業のJPロジサービス(大阪市)を12月17日付で買収した。同じく全額出資子会社の日本郵便(東京)から67.6%の株式を取得した。残り32.4%は大丸松坂屋百貨店(同)が保有する。JPロジサービスは社名を「HMKロジサービス」に変更した。同社は売上高112億3000万円、従業員約200人。百貨店物流を中心に展開する。5月からは3PL事業を中心に拡大を進めている。両社のノウハウを組み合わせることで新規顧客を開拓する。JPロジサービスの既存顧客にも付加価値の高い物流サービスを提供する。
 

TOKAIコミュニケーションズ/サイズ

TOKAIホールディングスは、傘下で情報通信サービスのTOKAIコミュニケーションズ(TOKAI COM、静岡市)を通じて、情報サービス業のサイズ(東京)を9月13日付で買収する。中村立之社長らから全株式を取得する。同社は売上高1億7900万円。オンラインリサーチ向けを中心に自社開発アンケートシステムの提供、受託システム開発を主力事業とする。リサーチシステムに関する商品開発からコンサルティングまで幅広くサービスを提供し、拡張性の高い自社開発システムを軸にしたオーダーメイド対応が強み。TOKAIHDはグループの顧客向けにサイズのデータ収集ソリューションを活用したデジタルマーケティング戦略を強化する。
 

レント/三光塗装鈑金工業

建設機械、産業用車両などレンタルのレント(静岡市)は、自動車整備の三光塗装鈑金工業(静岡県富士市)を2月28日付で買収した。既存株主から全株式を取得した。従業員16人を引き継ぐ。同社は売上高1億3500万円。大型車両の塗装に強みを持つ。事業環境の変化とともに事業承継も課題だった。レントはレンタル車両を整備、塗装して有効活用するリメークなど板金塗装を集約・拡大させる。外注が多い整備関連作業をグループ内に取り込むことでコスト圧縮を図る。収益構造を強化する。

2017年

 

Z会ラーニング・テクノロジ/葵

通信教育「Z会」運営の増進会出版社(静岡県長泉町)の傘下で通信教育事業のZ会(同)は、全額出資子会社でICTを活用した教育サービス提供のZ会ラーニング・テクノロジ(同県三島市)を通じて、中学生・高校生向けオンライン学習塾「アオイゼミ」運営ベンチャーの葵(東京)を11月30日付で買収した。全株式を取得した。同社は2012年設立。「アオイゼミ」は講師の授業動画を総計4000本以上公開している。Z会グループはアオイゼミのオンライン学習塾のプラットフォームと運営ノウハウを活用し、グループでのEdTech分野の取り組みを強化する。
 

スクロール/キナリ

通信販売のスクロールは、資生堂の全額出資子会社で化粧品製造、販売のキナリ(東京)を7月3日付で買収する。全株式を取得する。同社は売上高22億6900万円。30-40代の女性を主な対象顧客として、自然派化粧品ブランド「草花木果(そうかもっか)」のインターネット通販を展開している。スクロールは自社の健粧品事業でブランド力の高い商材を導入することによる事業強化を目指す。資生堂は個々のブランド力を強化するために経営資源の投下先を絞り込む。★データ追加 2017/11/13 金額に5億円を追加。スクロールが11月13日付で提出した第2四半期報告書により確認。
 

リバティー/天城自然公園

小規模事業者向けソフト開発などのリバティー(静岡市)は、3月21日付で民事再生法の適用を申請した旅館「大滝温泉天城荘」(静岡県河津町)運営の天城自然公園(同)を2017年秋頃に買収する。100%減資後、1億円前後の第三者割当増資を引き受ける。名称を「りばてぃリゾ・音AMAGISO」に変更する。リバティーの福原良佐社長が4月1日付で社長を兼務する。天城自然公園は売上高1億4200万円。「大滝温泉天城荘」は映画「テルマエ・ロマエ」のロケにも使われた老舗旅館で、客室数は31室。リバティーは中規模旅館の再建を通じてノウハウを積み上げ、中規模以上の旅館向けサービスの展開につなげる。

2016年

 

タカラ・エムシー/サンフレッシュブルーム

食品スーパー「フードマーケットマム」などを運営するタカラ・エムシー(静岡市)は、同業のサンフレッシュブルーム(愛知県豊明市)を6月30日付で買収した。代表者から全株式を取得した。屋号や約60人の雇用は維持する方針。一部報道では金額は3億円以内。同社は売上高約15億円。スーパー「サンフレッシュ」を愛知県豊明市と東郷町で2店舗展開する。タカラ・エムシーは静岡県中部を中心に46店舗を展開する。静岡県内の人口減少や競争激化を鑑み、県外への展開を加速させる。店舗数は48店舗、うち、愛知県内は5店舗となる。
 

遠州鉄道/静岡県中部自動車学校

遠州鉄道(静岡県浜松市)は、自動車運転教習業「中部自動車学校」(同県焼津市)を運営する静岡県中部自動車学校(同)を2月29日付で買収する。横野年彦社長から全株式を取得する。4月に名称を「遠鉄中部自動車学校」に変更する。同社は2008年設立、売上高約1億7000万円、従業員24人、車両数普通車21台、二輪車12台。2014年度の入校生数は727人。遠鉄グループは遠鉄自動車学校2校、浜松自動車学校3校、計5校体制で自動車運転教習業を運営している。県中部地域へ事業領域を拡大する。同事業の経営基盤強化を図る。
 

丸啓鰹節/大連味思開生物技術

鰹節製造、加工、卸、販売の丸啓鰹節(静岡県御前崎市)は、焼津水産化学工業の中国全額出資子会社で天然調味料、機能食品製造・販売の大連味思開生物技術(大連YSK、遼寧省)を3月31日付で買収する。全持ち分を取得する。同社は2004年設立、売上高約2億6100万円。為替の変動や労務費の高騰などの影響から業績が低迷していた。焼津水産化学工業は経営基盤強化に向けた事業構造改革(事業の選択と集中)を推進している。東南アジアでの事業展開に経営資源を投入する。丸啓鰹節は焼津水産化学工業株約1.79%を保有し、同社の一部製品の製造を受託している。

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