青森県のM&A

青森県の経済近況

総人口は昭和60年をピークに、平成27年には約30万人減少した約75万8千人となっています。食料品、パルプ・紙加工品製造業の重要度が高いという特徴があります。津軽地域には半導体、電子部品・デバイス、精密機械等の関連企業が集積しており、県南・下北地域には半導体、情報通信機器、ソフトウェア産業等や水産加工品を中心とした食品加工業の関連企業が集積しています。また地域特性を活かした米、りんご、野菜の生産や畜産業が盛んであり、全国有数の農業県です。

全国に比べ景気回復の足取りは鈍く、建設業のウエートが高く、自動車関連産業等の輸出型製造業の産業集積が遅れています。このため、最近の外需主導の景気回復に乗り遅れ、公共工事の大幅減で建設業が不振を続け、雇用情勢の厳しさから、なかなか抜け出せないという状況です。
ただ、電子部品関連、素材関連の一部は携帯電話、海外向け需要の追い風をうけ、持ち直しの動きが続いており、輸出も過去最高を記録、生産面の伸びにつながっています。個人消費関連は雇用・所得環境の厳しさから、伸び悩んでおり、住宅建設も低調となっています。企業部門の緩やかな改善が未だ家計部門に波及せず、個人消費、住宅は伸び悩み傾向が続いているようです。

青森県のM&A件数 – 2020年

2020年の青森県のM&A件数はトータル8件でした。買手、売手とも青森県内のM&A案件は1件、買手が地域内、売手が地域外のM&A案件が1件、買手が地域外、売手が地域内のM&A案件が6件でした。

青森県のM&A件数

M&Aトピックス

青森県の企業が買い手となった特徴的なM&A案件を、年度別にピックアップしてご紹介します。

2018年

日本ハム/熊本中央食肉センター

東証1部上場の日本ハム(大阪市)の全額出資子会社で畜産物処理、加工、販売の日本フードパッカー(青森県おいらせ町)は、牛・馬肉処理の熊本中央食肉センター(熊本県宇城市)に資本参加しました。同社は2013年に熊本県内の食肉卸など17業者が出資して発足。熊本市食肉センターから同年に牛肉処理を、2016年2月に馬肉処理を承継していましたが、牛の繁殖農家の高齢化などにより処理頭数が低迷し、2017年累積赤字は3億円を超えていました。日本ハムは国産牛肉の生産・調達を拡大。熊本中央食肉センターは処理肉販売先の安定化で処理頭数拡大を目指します。

吉田産業/我妻建材工業

建設資材、環境資材など販売、施工の吉田産業(青森県八戸市)が、住宅建材など販売の我妻建材工業(山形県米沢市)を買収しました。社長らから全株式を取得。住宅建材・住宅設備機器販売と内装工事、LGS工事(軽量鉄骨構造)、外壁工事などを得意とし、鋼製下地の1級技能検定者など技術者20人を擁します。吉田産業は山形県へ本格進出。東北6県のネットワーク化でグループ゚経営体制を強化します。材料納入に加え、工事業でも強みを発揮し、地場商社としての経営基盤を強化するとのことです。

マエダ/みなとや

スーパーマーケット運営のマエダ(青森県むつ市)が、同業のみなとや(同県八戸市)を買収しました。事業拡大のため、青森県内の出店政策を検討していましたが、シナジー効果を発揮させ、みなとやの運営体制や事業基盤を強固にし、顧客の利便性向上を図ります。

2017年

リンクステーション/一番タクシー

ソフトウェア開発などのリンクステーション(青森市)は、タクシー会社の一番タクシー(同)を買収した。リンクステーションは2016年6月に文化タクシー(同)を、同年9月に合同交通(同)をそれぞれ買収し、事業拡大のため、青森県内の出店政策を検討していました。グループ゚の所有台数は青森市内3番目の84台となり、タクシー事業の活性化を図ります。

2016年

MiK/中三

メディカル事業・フードサービス事業などのMiK(青森市)が、経営再建中の百貨店、中三(同)を買収しました。同社は2011年に盛岡店のガス爆発事故を受けて民事再生法適用を申請。盛岡店は2012年に売却しています。同年にフェニックス・キャピタル(東京)がスポンサーとなり、2015年2月に同手続きが終了していましたが、MiKの傘下で本格再建を目指すとのことです。

インスペック/クラーロ

インスペックは、子会社で医療関連機器開発・製造・販売のテラ(青森県弘前市)を通じて、医療・福祉機器製造販売のクラーロ(同)から全事業を譲り受けました。クラーロは病理検査のデジタル化の基本ツールであるバーチャルスライドを日本で最初に開発しました。テラはスポンサーとしてクラーロの事業に参画し、総代理店として製品の販売を担うほか、バーチャルスライド事業などの可能性を調査してきた経緯があります。インスペックはバーチャルスライド事業が世界市場において極めて有望な事業分野と判断し、同事業の拡大に取り組むとのことです。

丸大堀内/斎兵

トモシアホールディングス(東京)の傘下で食品など卸の丸大堀内(青森市)は、業務用原料卸の斎兵(仙台市)から営業を譲り受けました。9月1日からみやぎ支店斎兵事業部とします。同社は宮城県内有名菓子店、練り製品メーカーなどへ原料を卸しており、売上高約6億円とのことです。

※出所:レコフM&Aデータベース

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